劇団イプシロン同窓会

第3回寄稿

なぜ連日満員なのか?

「同じ芝居をそんなに何回も観て愉しいのか?」という疑問をお持ちになった諸兄もおられるでしょう。結論から申せば、ハイ、実に愉しいです。愉し過ぎて、同じ公演に最低二回は通ってしまいます。役者が違えば解釈も違い、当然演出も変わる。キャラクター付けも、関係性も変わる。もっと言えば、日替わりのオモシロネタまで毎日違うこともあります。劇団☆新感線は基本、役者への宛て書きによる配役を重視しているため、スタンダードナンバーのような安定感と何が起こるか奇想天外な漫画的表現で、観客を飽きさせないのです。つまり、エンゲキというより、多分ライブなのです。それが人々を惹き付け、繰り返し足を運ばせるのではないでしょうか。ただ唯一の困る点は、チケット入手の困難さにあります。初日、土日祝祭日等のプレミアチケットなどそれなりに高価なチケットにも関わらず、ファンクラブや先行予約販売でほぼ完売、一般へ出ても30分程度で瞬殺です。

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